• はい、こちらについてはですね、
  名字に『にわ』を持ってきたタイプの問題でした。

出典：『名字由来.com』さん　によると、
【全国順位】 382位
【全国人数】 およそ54,500人　なんだそうです。（にわ以外の読みを含む）

• そこそこメジャーな名字ということで、
  各ジャンルから『丹羽』さんが沢山来ましたけどｗｗ

• 最近は『張本智和』選手と、『水谷隼』選手ばかりが注目されがちな
  卓球男子ですけど、前回五輪での団体銀メダルの一員。
  去年の「全日本社会人卓球選手権」男子シングルを
  優勝されている選手ですから、
  『名前ぐらいは見たことある』人も居るかも知れません。

• それで、こういう問題で大事なポイントの一つとしては、
  『答えを知らない人にも、どういう人かを分かりやすく伝える』
  ことじゃないかと思います。
• 答えを知らない上に、どんな人かも分からない……
  ってなると、感想の持ち様がありませんよね。
  せめて、どういうジャンルの、どういう功績の人か、
  が分かれば、興味を持つ玄関(入り口)を作ることに繋がります。
• 『知らない人も多いかな？』ってときは、
  それを補う工夫があると普段の企画でも良いかも知れません。

• はい、まず一つ、問題の出来とは別に褒めたいと思った所ですけど。
  『積極的に詳しくないジャンルに飛び込む。』
  　その姿勢が素晴らしいじゃないですかぁー、
• ついつい得意ジャンル、詳しいテーマばかりで
  人間、クイズを作ってしまいがちですけど、
  他の人から教えを請えますし、苦手克服、大事なことだと思います。

• って、私もサッカーもキックボクシングも詳しくないから、
  どれぐらいこの両選手が有名なのか巧く判断出来ないんですが……ｗｗ
  • 兄【丹羽圭介】……Google検索：10,100件
  • 弟【丹羽大輝】……Google検索：58,200件
• この数字を見る限り、ちょっと流石に『メジャー』度合いに
  欠けるかなぁって印象は否めなかったです。
  （私は、弟さんの顔、日本代表選手ですし見かけたことありましたが。）

• トリップの提示は無かったですけど、かなり作り慣れていらっしゃる印象です。

• 『トクサツガガガ』という旬な題材で、作者を尋ね、
  なおかつその答えが『丹羽』と『庭』の二段構え、
  更にそこから読みは『たんば・にわ』という所まで素晴らしい。
• 非常に緻密にパズルを組み立てられているなぁ、という印象を受けました。
  １行目で端的に説明できていますしね。

• あとちょっとで『才能アリ』でしたねー。いや別に決定的に悪い所は無いんですけど、
  ただまあ『丹羽』さんの問題が非常に多かったんですよ、今回ｗｗ
  そういう中で、一番纏まってたのがこれかなって思います。

• 木下藤吉郎→「羽柴秀吉」→豊臣秀吉
  と改名していったことはご存知の方も多いはず。
• そして、その「羽柴」という名字の由来を問うクイズで、
  エピソードとして知っている方も若干名居るかな程度、
  武州先生仰る通り、難易度も良い塩梅だった様に思います。
• 加点としては『羽』から始まる人名ではない所でしょうか。
  知らない人が思いを巡らせるとき、やっぱり、
  「羽〜〜〜」さんを最初に思おうとするでしょうからねー。

• これね、クイズ的には「知ってる方」だと、
  ３行目だけで即答できちゃうんだと思うんですけど、
  やっぱり、１・２行目の豆知識が光りますねぇ。
• 何というか、目の付け所が渋いですけど、
  命数問に絡めながら、クイズの本道を行く感じです。
  （このエピソード自体は聞いたことがあったので、
  　何かしら雑学やクイズ業界ではベタなのかもですが。）

• 画像調べたら分かるけど、確かにそんな迫力がありましたよ。
  俗世間から離れた荘厳さみたいなものが感じ取れますねぇ。

引用：日本語版ウィキペディア『栗林公園』より
大名庭園である水戸の偕楽園・金沢の兼六園・岡山の後楽園は日本三名園として名高い。
しかし1910年（明治43年）に文部省が発行した『高等小学読本 巻一』の第六課「公園」の末文には、
「・・・我ガ国ニテ風致ノ美ヲ以テ世ニ聞エタルハ、
　水戸ノ偕楽園、金沢ノ兼六園、岡山ノ後楽園ニシテ、之ヲ日本ノ三公園ト称ス。
　然レドモ高松ノ栗林公園ハ木石ノ雅趣却ツテ批ノ三公園ニ優レリ」と記述され、
栗林公園の「木石の庭の美しさは日本三名園より優れている」という。

• この一文をかなり巧く要約してクイズに出来ていると思います。

• はい、こちらも日本の庭園を盛り込んだクイズでしたね。
  クイズそのものの出来としては素晴らしいと思います。
• 「龍安寺の石庭を、」までを前半部分とすると、
  その特徴を一行で綺麗に、整然と説明できていますし、
  「パズルめいた〜」以降で、情報のチョイ足しも意識的に出来ています。
• 石庭という渋い素材としっかりと対峙して、
  クイズの形に仕立て上げた点は高く評価したいと思いますね。

• まあ、「兼題：にわ（庭）」という作問査定で
  さっきの『栗林公園』のクイズと比べちゃうと、相手が悪いけどさ、
  これ単体で十分にクイズとして成立していると思います。
  良い見本になる問題だと思います。直しはナシです。

• うん、これはね、小さな『拙さ』のせいで、
  上位を逃した、そういう感じの１問でしたねぇ。非常に勿体無い！
• これはね、言うなれば、あのオッチャン……
  ああ、梅沢富美男名人十段が『現状維持』の時と似たパターンなんです。
• 発想なんかはとにかく素晴らしいのに、
  細かい、些末な文法とかのミスで評価を落としてしまう。そんな感じですねぇ。

• １．まずは……固有名詞ですからね、曲のタイトル。
• 『赤』は小１、『家』は小２ですが、『屋』『根』は共に小３で習う漢字。
  まあそこと関係してるのか分かりませんが、
  『やね』は平仮名で書くそうです。こういうのはしっかりと抑えましょう。
  • ※あまり大声では言えないクイズスレですがｗｗ
    『JASRAC（日本音楽著作権協会）』さんのデータベースで
    登録されている表記を確認することが出来ます。
• ２．続いて問題文の文法的な所ですけれど、３行すべてに『果物』が出てきます。
  機械的に情報を列して、問題文を読み返さないと、
  結構こういうことが起こりがちな気がします。
  • 大事なことだから３回言ったってのかも知れないですけれど、
    最後に１回か、ヒント２つで２回使えば十分で、
    そんなにベタベタ『果物』『果物』って言わなくても良い気がしました。
    （あと細かい所だと、歌と歌うでも重複が見られましたか。）

• これだけ問題文の『拙さ』が気になりだすと、
  折角の良いアイデアが存分に力を発揮できません。
  とりあえず整形してみます。

【 添削案 】
漫画『ドラえもん』で、のび太の家の庭にあった「木」
子供向けの曲『赤いやねの家』で、庭に植えたと歌われていた「種」
　
この2つに共通する果物は？

• これで、問題点の一応の解決にはなったのではないか、と思います。

優しい題材なのだから、作問も優しく

• 改めてこの問題を振り返った時にですよ？

1. 子どもの頃（『おかあさんといっしょ』？）に聞いた曲で、
   庭に種を植えたという“自然との触れ合い”であったり、
2. 同じく子どもの頃良く見た漫画・アニメ『ドラえもん』で、
   脳の彼方に朧気に残っている「木」の記憶であったり。

• 「柿」という日本人の生活に非常に“身近”な植物・果実・木に焦点を当て、
  懐かしい、こうした記憶を呼び起こす作業を
  畳み掛けようとした試みは、称賛に値すると思います。

• だからこそ、
  （１）文法的な小さなミスで躓くこともそうですし、
  あともう１点、武州先生が仰った点とも被りますが、
  （２）淡々とした文調でどこか客観的な点もやや評価を下げました。
• １行目『かつて木の生えていた果物』という生命力の無さや、
  ２行目冒頭の「歌」というどこか冷たい表現が、
  どこか不必要に客観視していたり、温かみに欠ける、温もりを感じづらい
  言い回しなような気がして、こちらも気になりました。
• いやまあ、私が気にしすぎなんだとも思いますし、
  『クイズとして伝わるから良いじゃないか』
  という意見の方も多いかと思いますが、
  まあ、折角良い題材なんだし、より感動できる形で、
  クイズの形にしたら魅力も増すんじゃないかなと思って、
  40点＋発想＆素材温かみ３点加点の「43点」としました。

• 所詮は人（夏井Rx）の評価ですから、気にする必要は無いです。
  良い所も勿論ありますから、そこを信じて
  作問を続けていけばそれで良いとは思います。
• 但し、「進歩」や「発見」、「修正」を促すお節介は、
  企画の性質上、しつこく(?ww)続けて行きたいと思います。
  皆さんどうぞ宜しくおねがいします。
  （その「耳を塞」いでしまったら、それこそお終いだと思うので）

• 「にわ」というテーマで、『庭』『丹羽』に行かなかった方で、
  ３文字以上の言葉だとやっぱり『にわか』が浮かんだ様ですねぇ。
• しかし、いわゆるニワカではなく、
  ちゃんと知識を持ってクイズを作ったことが分かる
  そういったクイズだった様に感じます。

• これね、文字数で言うと３行115文字ってことで、
  １行問としては中々長い部類だと思うんですけど、
  一読して、そんなに難しくは無いんですよね。
  意味は脳にそこそこ入ってくる感じがします。
• そして、『よつばと！』「マスカレード・ホテル」、［八の字眉とタレ目］、博多土産、煎餅
  などといった感じで、引っ掛かり（出っ張り）も多くて、
  答える側が、どこを決め手にするか楽しみな感じです。
• サラッと、『せんぺい』の所をクリアしていますし、
  これは武州先生のご指摘のとおりだと思います。

• 小細工って言うと良くないイメージかもだけど、
  色んな工夫が散りばめられていて、完成度の高いクイズだと思います。
• 兼題を「ひらがな」にした甲斐があったって感じで嬉しいです。
  今日の才能アリ１位、おめでとうございます〜

• 『にわ』から『ニワカ』を連想し、
  そこから最初に思いついたワードが『ニワカは相手にならんよ』でした。
• 問題の難易度的には『ニワカは相手にならんよ』か“松実玄”のどちらかで、
  『咲 -saki-』だと分かれば解答可だと思っていましたが……
• この問題を作る上でのポイントは、
  『答えを知らない人に、如何に運動部を連想させるか』でした。

• 答えを知っている人は逆にそう発想しないでしょうが、
  答えを知らない人には『運動部と誤解して欲しい』、
  と、スポ根麻雀アニメの特性を活かして作ってみましたが、
  それだけの力がなく、凡人査定となりましたｗｗ