金曜土曜はVIPでクイズやろうぜ公式Wiki

• 「先生、解説をお願いします。」
• まず、『君』という兼題からですね、
  『封神演義』に発想を飛ばす、この時間的、空間的な
  壮大さが魅力の一つだと思います。
• 私、『封神演義』を小説もアニメもそこまで詳しく無いので、
  これがどの程度正解出るかわからないんですが、
  兼題が前提にあれば更に正解者出てきそうです。

• 後は細かい所ですけれど、

1. 「中国」の「明代」であることが漢字４文字くっついていて少し読みづらい
   のと、
2. １行目が「登場する」、２行目が「戦う」と動詞が２連続しているので、
   そこに少し手を入れてみました。

【　添削例　】
中国・明代に成立した小説『封神演義』で、
陣法・十絶陣を用い戦う
截教の道士集団は【　何　】でしょう？

• こうした問題の弱点と言いますか、
  作品を知らない人には字面の難しい単語が多くて、
  とっつきにくく感じられる所が惜しい所かも知れません。

• これはね、ここ数百年で一番、
  出題するにピッタリのタイミングだったと思いますｗｗ
• 「作者はやはり代替わりを念頭に置かれてたんでしょうか？」
• 勿論だと思いますよー？
  歴史の用語を、現代に蘇らせる辺り、
  流石の知識、引き出し方だと関心させられました。
• そうした時事性を排して見たとしても、
  出てきそうで出てこない、良い難易度帯だと思います。
  流石は数百年間、クイズを楽しんでこられた方の手練の１問だと思います。

• こういう形で「君」を使ってきたか！
  という４択問題でした。

• 自己解説にもある通り、これは逆に考えると、
  謙譲的に使う場合に適しているのはどれか、で考えると
  良いのかも知れませんが、本格派な着眼点で新鮮でした。
• 国語の問題であると同時に、マナー、社会常識的な問題の要素もあるんで、
  敢えてこんな感じで出題するのも提案しておきます。

【　Rx私案　】
“目上の方の女性配偶者”を指す表現として
不適切なものはどれでしょう？
　
(1) 妻君　　(2) 内儀
(3) 夫人　　(4) 令室

• この内容を聞くことは無いのかも知れませんが、
  イメージとしては「秘書検定」みたいな、
  そういう検定・試験モノっぽく出題してみました。
• こうすることで、原題の堅苦しさを少し解消しようと試みています。

• また雅(みやび)な問題が来て、
  もうここは国風文化の貴族の集いかと錯覚してしまいますがｗｗ
• 「その笑い方に雅さを感じませんよ、夏井先生ｗｗ」
• 「君」を君主・天皇として捉えた時に、
  やはり身近なのは、和歌・短歌での「君」という用例でしょう。
• その用例から、共通項をうまく引いて来てクイズにしています。

• 私も、この「大山札」に触れる必要があったのかな
  という点は、議論が分かれると思います。
• そもそも「大山札」を答えにするクイズが「ベタ」
  なぐらいですから、ここは敢えて問題文に盛り込まなくても
  って風に私は感じました。

• 浜田Rx
  「じゃあ、どういう風に作ったら良かったの？（ﾁﾗｯ」

• 浜田Rx
  「そこは、『急に言われてもちょっとー』やろぉー！」

• 夏井Rx
  「でも方向性は、私もそれで良い気がしました。流石特待生です。」

• これも「ちなみ君」らしい共通項に気づいた問題です。
  何となく特撮ソングは『君』を前面に押し出した
  主題歌が多い印象もある中で、
  問題自体はうまく纏まっていると思います。

• ただ、私みたいに普段から昭和の特ソンも良く流れるラジオ番組を
  聞いている人間にとっては馴染みがあっても、
  • 『超電子バイオマン』が昭和59年（今から35年前）
  • 『超獣戦隊ライブマン』が昭和63年（今から31年前）
• と、改元を前提（ライブマンは昭和から平成に変わった時の作品）に
  置いていたのかも知れないけれど……
• 今から30年以上前の作品をポンと出されても、
  今の30代以下は作品・主題歌にほぼ馴染みが無いと思います。
  そういう中で、歌い出しに共通する単語を聞かれても、
  『どう評価・反応したら良いか分からない』という方々が、
  令和の時代には大勢を占めるんじゃないかという気がします。

• それともう１点、この問題を難しくしているのが、
  『かな二文字』として尋ねている点です。
• どちらも「漢字１文字『君』」から歌詞が始まっているのに、
  何故「かな二文字」としたのか、ミスリードだったんじゃないかと感じます。
• これでは「君だった気がするけど、『かな二文字』か……違うのかな？」
  と深読み、勝って読みする人も居るんでは無いかと思います。

【　添削例　】
宮内タカユキが歌う主題歌『超電子バイオマン』と
嶋大輔が歌う主題歌『超獣戦隊ライブマン』は、
どちらも【何】という漢字１文字から歌が始めるでしょう。

• 特撮好きならば、バイオマンとライブマンが
  同じ「スーパー戦隊シリーズ」であることが分かりますし、
  逆に、特撮好きでなければ、２つの作品が
  同じシリーズであることは、言い方悪いですが「どうでも良いこと」です。
• 答えを導き出すのに直接ヒントにならないのであれば、
  ここは思い切って断捨離するのも手かも知れません。
  せめて『ミスリード』するのは避けるよう心掛けましょう。

• 「これまた長いですね、20行ぐらいありますけれどもｗｗ」
• まあ「ふしぎ発見！」風として捉えるならば、
  これぐらいの長さあっても良いんでしょうけど……
  これはあまり効果的に機能してない気がしますねー。
• あとね、歌が終わった後の『こっか』の表記ですけど、
  ◯ 国歌　　× 国家
  ですよね、明らかに。
  前にも『一朗』の時にご注意申し上げましたけれど、
  「誤字」は気を抜いた瞬間に出ます。
• 『国家』と『国歌』なんて、誤字しやすい代表選手ですから、
  変換する時、そして見直す時に、意識すれば
  回避できたはずの誤字です。
  逆にこれを誤字している様だと、何十回表面的に見直しても、
  誤字を見つけるのは難しいかと思います。

• それともう１点、
  『世界ふしぎ発見！』風クイズ　であるとか、
  『音楽（最初に曲を流す）』系クイズ　であるとか、
  それ自体に挑戦することは良いんですが、
  今回は「効果的に機能」していなかった気がします。
• 今回は、思い切って、私が短くしてみましょう。

【　Rx私案　】
日本国国歌「君が代」に登場する
“さざれ石”は、次のうちどんな石のことでしょう。
次の３つからお答え下さい。

• 味気なくはなってしまいましたが、これで十分だと私は感じます。
  「君が代」だからとかではなく、単純に、
  形式の合う/合わない　は、どんな題材でもあるかと思うので、
  そこの見極めをしっかりとしていきましょう。

• 「ID参加の方です。如何ですか？」
• 燕雀さんも仰ってましたけど、やっぱり「地名」に飛ぶあたりが、
  この方、独特の感性・着眼点だったなと感じます。
• 兼題「君」を知らない状態で出題されると、
  流石にやや難易度高いようには感じますけれど、
  クイズとしての基本要件は満たしていると感じました。

【　添削中　】
【山間部には】亀山温泉、久留里城などの観光名所があり、
沿岸部では新日鐵住金を中心に重工業が発達している、

• 調べてみると、２つの観光名所は沿岸部でなく、房総半島の真ん中に位置していました。
  （まあ千葉県自体標高が低い県なのですが^^;）
  きっと「沿岸部」と２行目に書いたのは、そのことが脳内にあったからでしょう。
• 冒頭に『山間部』、２行目に『沿岸部』と置くことで、
  対比構造が明確になり、『観光』『重工業』での二重対比構造が確立されます。

（参考）
沿岸部では新日鐵住金を中心に重工業が発達している、
木更津市〜〜〜

• ２行目と３行目の冒頭だけ意図的に抜き出しました。
  音読をする時には「、」で音を上げるでしょうが、
  順に文字面を読んだ時に、「重工業が発達している」のが、
  木更津市と読む方が自然な語順だと感じてしまいました。
• これは作者の貴方に限らず、クイズ業界全体の「癖」「文法」です。
  別にこのままでも意味が伝わらなくは無いですが、
  ご賛同頂けるなら、「ちょっと工夫」して、
  修飾関係を分かりやすくした方が良いかなと感じました。

【　添削例　】
木更津市の南隣に位置する千葉県の都市で、
山間部には亀山温泉、久留里城などの観光名所があり、
沿岸部では新日鐵住金を中心に重工業が発達しているのは
【　何　】市でしょう。

• もう少し言い回しを詰めることは出来そうですが、
  ひとまずこうすることで、
  木更津市でない都市の特徴であることが
  明確になるかと思います。

• ここまで上級な添削例をご紹介してきましたが、
  基本はしっかりと抑えた問題だと思いますので、
  十分、及第点はクリアしています、良い問題でした。

• はい、まず「永沢」君の下の名前が『君男』だという所を
  知っていて、兼題から思いつくあたりが、他の方には無かった
  ということでしょう、素晴らしい始点です。
• その「永沢君」の作中のキャラクターエピソードを
  ２行目の一文で端的に言い表している辺りも、
  簡単なようで意外と難しい所だと思います。
  凡人以下の人は、やれ「帽子が小さい」だの「たまねぎみたい」だのと
  不必要に情報を加えて、軸がブレてしまいますからね。
• 冒頭で『下の名を「君男」』という意外性のあるエピソードを
  しっかりと置いて方向軸を決めた所も良かったと思います。

• 後は、クイズスレ的な「ローカルルール」的に、なんですが、
  実際に出題した際の「答え方」が少し気になりました。
  • 永沢君
  • 永沢
  • 永沢君男
• などと、複数の解答が来た時に、どこまで許容するかが、
  解答者は分かりませんから、答え方に迷ってしまいそうです。
  ０コンマ何秒を争うクイズスレにおいて、
  そうした「混乱」を解答者に与えるのは避けたい所です。

• 『名字』を答えれば良いと限定するのも手だと思います。
  要するに、解答者を混乱させない工夫が大事といえるでしょう。

【　添削例　】
下の名前を「君男」と言い、
家が火事になったエピソードで有名な
漫画『ちびまる子ちゃん』のキャラクターと言えば、
《【　何　】君男 》でしょう。

• 敢えて１行目と４行目で「置き石」的に『君男』を２度登場させました。（良し悪しですが）
• こうすることで、名字のみでもフルネームでも、
  問題なく正解と判定することが出来ます。
• （注）
  クイズスレでは原則、日本人名はキャラクター含めフルネームで答えさせるので、
  　
  『名字のみ』と限定していた場合に、運悪く
  フルネームの解答が来ると、それはそれで判定が紛糾しそうです。

• 「などという声もありますが、それについては如何ですか？」
• あっ、ホンマやねぇ、これ！『家事』になってるやん。
• 「皆さん含め気づいてらっしゃらなかったんですね。」
• 致命的なミス……じゃないけれど、
  評価には少し響いてくるかも知れないねぇ、これ。
  勿体無い誤字でした、気をつけましょう。

• 対外的に、という着眼点から、
  幕府の将軍が「大君」としていたことが分かるので、
  歴史的にも面白い問題だと思います。
• ◆qPxQwDShvI 氏は、こういう歴史的な所、うまいですねぇ。

• これは私も気になりました。
  どちらもOKの判定になりそうですけれど、
  想定解が「征夷大将軍」となっている点は少し気になりますね。