• これね、お２人の仰ることはその通りなんです。
• まず、燕雀氏の努力したところを褒めたいと思います。
  • できるだけシンプルな問題文にする（オッカムの剃刀的教訓）
  • “数え歌”という細やかなヒントの洗練具合も見事だと思います。
• ただやっぱりどうしても、
  題材自体が如何せんベタかなぁーという感じはしましたねぇ。
• 偽装氏の仰る気持ちも分かるんですが、
  今から2年前に、「ちなみ君」が
  「平成ライダー特別」（161104）で
  出題していた過去問にこんなのがあります。

• 要するに「新鮮味に欠け」ているという印象でしょうかねぇ。
  この問題文で新鮮さを感じるとしたら、

1. 『およげ！たいやきくん』と『いっぽんでもニンジン』をどちらも有名な曲であることを知っていて、
2. かつ『いっぽんでもニンジン』が『およげ！たいやきくん』のB面曲であることを知らない人

• に限定されてしまいます。
  この両方の条件に合致する人って、
  偽装氏と燕雀氏が共感するほどには、
  特に今の20代前半以下の方では、
  少ないんじゃないのかなぁ、と直感だけですが感じまして、
  この50点「凡人」という評価にさせていただきました。
• でも、シンプルに問題を作るということが、
  「基本」なんだってことに立ち返って頂いたことは良かったと思います。

• 燕雀氏も仰った点が気になりました。スペルをそのまま読んで、
  英語でゴボウを「バードック」と誤読する方がいらっしゃった場合、
  孫悟空の父親は「ダ」なので×判定になりますが、
  聞く内容を逆にしたら、どちらでもOKになります。
• これね、どう捉えるかで問題が大きく変わるんで、一例としてですよ？

では、主人公「孫悟空」の父親の名前の由来となった、
「ゴボウ」を指す英単語は【　何　】でしょう。

• ３・４行目を逆にして、聞く内容を反対にしました。
  こうすると、その英単語しか知らない人でも、
  あるいは正解できるかも知れません。

• これ後、多分作者は気づいていない気がするから言うけど、
  「句点でリセット」という特有の考え方を
  持ち合わせない人が字面だけで読むと、

約6000以上もの種類があり「ちょっと怖い」
といった感想が聞かれることもある……（後略）

• となって、「ちょっと怖い」理由が、“6000種類以上もあるから”
  という文構造になってしまいかねません。
• 何をヒントとして出題したいのか、
  焦点を絞ってクイズにした方が良いと思います。

• 怖いと感じる理由は、ほぼ間違いなく、
  あのクリッとした目にあると思います。なので……

（添削例１）
その真ん丸で大きな瞳に「ちょっと怖い」という感想を持たれつつも、
1980年代にブームとなった米コレコ社の赤ちゃん人形を、
ある野菜の名前を使って、「【　何　】(畑)人形」と言うでしょう。

• こうすることで、何故怖いと感じるのか、
  を明確にすることは出来たように思います。

• それに先ほど、スレ内で仰ったことを、
  問題文に盛り込みましょうよ！
  私、その理由を知らなかったんですからーｗｗ

>>542　◆qPxQwDShvI
日本のコウノトリに当たるアメリカでは「子供はキャベツから生まれる」
の話も入れておくべきだったか・・・

• 入れておくべきは、そっちです。
  コレコ社とか、6000種類とか、何でもかんでも詰め込んだ所で、
  問題文だけ長くなって、実入りは小さいんですから！

（添削例２）
その真ん丸で大きな瞳に「ちょっと怖い」という感想を持たれつつも、
1980年代にブームとなった赤ちゃん人形のことを、
　
ヨーロッパで古くから「赤ちゃん」がある野菜の畑から生まれる
と言い伝えられてきたことから「【　何　】(畑)人形」と言うでしょう。

• こうすることで、一つ話の種が増えるじゃないですかー。
  題材とか着眼点は良かったので、あと一歩。
  的を絞って作問をするよう心掛けて下さい。
• ※添削例２は、偽装氏からの再添削に基づき、一部修正しました。（09/01 15:00）

1. 何故、今回の兼題がこれ（野菜）になったのかを考える
2. 日付ちなみ問を作りたいと考える　　←この発想も向上心があって良いじゃないですかー
3. 「野菜の日」以外の記念日を調べる
4. 更に掘り下げ、日付に焦点を当ててウィキを探索する
5. 「初音ミクの誕生日」だと発見する
6. そこから更に「ネギ」を絡ませて問題を作る

• これだけのプロセスを経ているだけあって、
  問題としても非常に完成度が高くて、
  今回の兼題にも非常に合っています。''文句なしの「才能アリ」だと思います。''

• 俳句の世界では、
  “２．和歌や俳句の題材を求めて、名所・旧跡などに出かけること”
  などを指して、「吟行」と呼んでいます。
• やや大袈裟に聞こえるかも知れませんが、
  今回ぽこぺん氏が取ったルートはまさに、
  クイズ作問における「吟行」の一種だと思いました。
• いやぁー、前回の問題もそうでしたけど、
  ぽこぺん氏、「勘所」を掴んできたって言うか、
  本当に腕上げてきたなーって感じがしますねー、お見事でした。

• 浜田「先生、これ直しは？」
• 直そうと思えば、直せなくは無いでしょうけど、
  これで十分だと思います、添削ナシです。

• 今回のクイズを受けて、「昔話」なんだー、と思って調べてみると、
  何か山形県の（近世の？）民話が元なんですね。
• 「まんが日本昔ばなし」と絵本（福音館をはじめ、再話など含め多数あり）
  今日ちょっと図書館行っていくつか見てきたんですが、
• もちろん、民話が元になっているということで、
  かなりストーリーの展開は媒体によって違うみたいですよね。

• そんな諸説ある昔話の中で、
  “熱いお風呂から真っ先に飛び出した”という
  数少ない共通項を題材にした所も流石でした。
• 説明を削いで削いで構成された問題文なので、
  何か決定的な「過不足」は無い、と偽装氏は考えているんでしょうし、
  その考えには賛同いたします。

• 後はもうこれしょうがないよー、互選で投票する企画だし。
  そこはそういうもんだ、と思っていただきたい。
  技工面以外の部分での相性が良くなかっただけのことだと思います。

• あと、本スレ内で楽曲の知名度に関する質問がありました。
  私は世代的に良く知っているのでアレですが、
  今の1990年代後半以降に生まれた子などでは、
  1990年代前半のメジャー曲でも知名度は劣ると考えます。
• こういう時には、色んな指標を参考にしてみます。

• これで見ると、桁違いほどの差は見られず、
  「まあまあメジャーな楽曲」ぐらいなのかな？
  もちろん、これらは即席のものだから参考にもならないけど、
  どれぐらい有名なのかを自分の常識だけで判断せず、
  しっかりとアンテナを高く、調べることも時には重要だなーって感じました。

• この問題については、
  ３曲中２曲は、「まあまあ有名な曲」を
  揃えている所に意味があると思いました。
• 燕雀氏を含め、なんとなく知っている曲が
  「１曲はある」かどうかは結構大事で、
  取っ掛かり、馴染みがゼロにならないか、
  そこをちゃんと意識した作問になっていたように思います。
  • 実際、燕雀氏は「かわいい問題」という印象。
    普通の共通する歌詞のクイズでも、
    そういう印象を持つことは多くないはずですし。
    　
• 逆に、３曲目は「ちなみ君」の他、
  限られた人しか「クイズにしよう」と考えないような
  強烈な個性だとも感じました。
  総じて、「ちなみ君」だから形に出来たクイズであり、
  そこを皆さん含め高く評価されたのだと思います。
• 今回、特に上位３名のクイズは、
  甲乙つけがたかったですけど、
  幅広い支持を得たこの問題を「１位」とさせていただきます。